2018年度柏レイソルU-15の公式戦は、高円宮杯関東予選決勝にて幕を閉じた。
2年ぶりの高円宮杯を目指した予選は、とにかく厳しい道のり。
主将にして守備の要であるDF田中隼人はU-15日本代表へ、守護神GK金田大和と絶対的エース真家英嵩は負傷離脱…という、予選1週目は主力3人が欠ける厳しいチーム状況。
しかし、4試合の中で…
近野はスーパーセーブを連発し、Wings戦ではPK戦勝利に大きく貢献。
市瀬は最前線に入り、高いボールキープ能力を見せ、自分で決めきるストライカーの風格も出てきた。
田中隼人が居なかった1週目は大和・都築のセンターバックで、田中隼人の不在を感じさせない安定感を見せた。
この4試合厳しいシチュエーションの中で、チーム力が確実に向上していることを実感した。
だからこそ、このチームが全国大会で戦う姿を観てみたかったな…と思うのが正直なところ。
今年のU-15は着実に成長していった。
春先には多くの失点を喫していたのが嘘みたいに、今は守備が堅くなった。色々な意味で強くなったし、タフになったと思う。
アウェイノルテ戦やFC多摩戦やホーム深川戦や太陽SC戦、そして先週のS.T.FC戦…と、自分が思っていた以上の成長曲線を彼らは描いてきた。
そして、これから彼らがどのような成長曲線を描いて行くのか本当に楽しみ。
もうTMしか残っていないけれど、そこでも彼らは自分の予想を上回るモノを魅せてくれるだろう。
U-15の選手の中には、U-18に進まない選手もいるので、今年のU-15全21人が揃うのも、このメンバーで戦えるのもあと僅か。最後までこのチームを目に焼き付けて行きたい。
お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。