とりとめのないはなし

サッカーやアイドル(関ジャニ∞・モーニング娘。'18・Perfume)の現場を中心とした140文字に収まらないお話を…

まっさらの第2章 熱く描こう

昨年の12/8に行われたプレミアEAST最終節流通経済大学付属柏高校戦をもって2019年度柏レイソルU-18最後の公式戦が終わり、3年生13名にとっては柏レイソルアカデミーとしての最後の公式戦となりました。

今では自分の毎年恒例行事となっている夏のU-15クラ選帯広遠征。行き始めたのが2016年で、ちょうど現在の高校3年生の代に初めて帯広遠征へ行きました。
なので、現3年生の卒団には何だか感慨深いものがあります…。
月並みではございますが、毎年恒例?となっている各選手のメモ的なモノを書いてみようかな…と。いつも以上に乱文になる予感がしますがご了承くださいませ…。
また、他チームのユース選手への贈る言葉的なエントリーには各選手の写真が掲載されておりますが、当方写真を撮っていないため写真が無いことをご了承頂けると幸いです。
それでは、各選手の紹介を下記からどうぞ!今年も個人的に印象に残っている試合を"Pick Up Game"としてまとめておりますので、そちらもどうぞ…!

No.1 GK 志賀 一允
頼れる守護神カズ。特筆すべきは姿勢の部分。チームを鼓舞するコーチング、オフでも自主トレを欠かさない姿勢…そういった所を観てきたからこそ、カズの活躍は誰よりも嬉しかった。突然の出番にも関わらず活躍できるのは、ピッチ外での準備を怠っていなかったからこそ。カズが最後尾に居ると本当に安心できるんですよ…。そういった真摯な姿勢は後輩に引き継がれると良いな…と思うわけで。
今年の序盤はプレミアに出ていたけれど、徐々に活躍の場は県リーグへ。最後尾からチームを支え1部昇格に貢献。コーチング・セービング・足元の技術いずれも県リーグに収まらないスケールで、安定感・安心感は抜群だった。現1年生にとってカズがもたらしたものはきっと大きいはず。
この先のステージでも尽きることの無い向上心で、更にスケールアップしているはず。またいつか観に行けると良いな。

【Pick Up Game】
2019.07.14 プレミアEAST vs尚志●1-3 @郡山西部
久々のプレミア出場・台風通過直後でぬかるんだピッチ・鼻骨骨折?でフェイスガード着用し視野が狭い…ととにかく厳しかったシチュエーションでの試合。3失点したけれどセービングで防いだ場面も多く、カズじゃなければもっと大量失点していたかな…。厳しいシチュエーションでも本来のパフォーマンスが出せるのは普段の準備があるからこそだと思う。


No.2 DF 藤本 隼斗
個人的にフジが2019MVPだと思ってる。派手な活躍は少ないかもしれないけれど、存在感は抜群。ピンチになる前にスッと潰せるのがフジ。守備は鉄壁。攻撃ではポジショニングの良さをベースにクロスとスルーパスでチャンスを量産し続ける攻守で貢献できる右サイドバック。2年次からプレミアにも出場。
リュウと共に今季はプレミア全試合出場し、怪我にも強いイメージがある。
攻守共に絶妙なポジショニングで右サイドは常に優位に進められた。偽サイドバックも難なくこなし、インナーラップもお手の物だった。多分きっと頭が良いはず。クロスも正確でゴールに直結するプレーも数多く観られた。攻守万能の右サイドバックが、今後どのような活躍をするか引き続き楽しみ。

【Pick Up Game】
2018.07.16 プレミアEAST vsFC東京U-18◯6-1 @武蔵野苑
プレミア唯一の得点を決めたこの試合をピックアップ。
ゴールは開始早々の5分に右サイドからのクロスが直接入った形。2018アルカスカップ決勝PSG戦でも魅せたようなシュータリング。このゴールをきっかけに大量6得点で大勝。プレミア未勝利だった鬼門武蔵野苑で初勝利を挙げた。


No.3 DF 富田 英寿
大声のコーチングでDFラインを統率し続けた闘将ヒデ。ヒデのコーチングでピンチを未然に防げた部分も多かったはず。スライディングタックルも要所で光った。
1,2年次は県リーグで研鑽を積み、今年はAチームとしてプレミア出場。去年強豪ひしめく1部で下級生を束ねるディフェンスリーダーの役割を担っていた経験が本当に大きいように感じる。そこで一気に伸びたんじゃないかな。
シンプルに縦パスを入れていく姿勢はU-15の時から変わらず持っていて攻撃の起点となっていた。ラストの流経柏戦では得点を決めるなど、意外と持ってる一面も。
越えるべき壁が高ければ高いほど、伸びてくるヒデ。今後進むステージでも高い壁はあるだろう。そこで伸びて越えてくるヒデを観たい。

【Pick Up Game】
2019.04.14 プレミアEAST vs清水エスパルスユース◯1-0 @J-STEP
プレミア今季初勝利&初完封となった試合。前節の尚志戦ではハーフタイムでの交代となったが、この試合ではスタメンフル出場を果たしたヒデ。終始押し込まれる苦しい展開も、カズ・ヒデ・ケイタを中心した守備陣が虎の子の1点を守りきった。守備面で手応えを掴んだんじゃないかな…と。


No.4 DF 井出 敬大
今季U-18のキャプテンを務めたケイタ。今年は度重なる負傷に苦しんだけれど、出場時は陸空共にシャットアウトし続けた。キャプテンとしてチームを鼓舞する場面もよく見られた。左足から放たれる高精度のロングフィードはチームのストロングポイントと言っても過言ではない。
1,2年次は伝統の出世番号20を背負い、今年は最近の昇格番号である4を背負うなど期待値は本当に大きかったがけれど、その期待を上回るパフォーマンスを見せていたと思う。
2年秋頃からプレミアに出場し、既にディフェンスリーダーとしての風格も兼ね備えていた。2018アウェイ清水戦の存在感は本当にたくましかった。
マオとフミヤと共にトップチーム昇格。まずはルヴァンカップで存在感を示し続け、再び日の丸を背負える日を楽しみにしてる。柏の、日本の、ディフェンスリーダーへと上り詰めて欲しい。

【Pick Up Game】2017.03.19 TM vsジェフユナイテッド市原・千葉U-18◯4-2 @フクダ電子フィールド
中3のほとんどは長期離脱していたため、約1年ぶりの復帰試合となった試合。途中出場でピッチに入った時の全体が歓迎ムードだったのを今でも思い出す。


No.5 MF 熊坂 光希
この3年間でかなり苦しんだんじゃないかな…と思えるのがコウキ。この3年間で身長が大きく伸びた。その弊害をモロに受け離脱期間は長かったけれど、出られない間に相当トレーニングを積んだことは身体の厚さが物語っている。
1,2年次はなかなか安定して出場できなかったものの、今年は県リーグで安定して出場機会を得ていた。基本はボランチとして、時には体格を活かしてセンターバックとしてプレー。夏場以降は攻守両面で無双状態に。中盤でボールを回収し続け縦パスで攻撃の起点となった。相手プレスを剥がす動きもお手の物だった。
コウキは間違いなく大器晩成タイプ。次のステージではより大きな花を咲かしてくれることだろう。

【Pick Up Game】2019.09.23 県リーグ vs東京学館浦安◯3-0 @中央学院大学つくし野G
上に書いた通り、この時期のコウキは中盤で無双状態だった。特にこの試合で中盤でのボール奪取とチャンスメイクで存在感を示し、後半にはカウンターから得点も記録。昇格を争う学館浦安との直接対決を制し1部復帰に一歩前進した試合だった。


No.6 MF 清水 祐輔
ユウスケはチームの心臓であり、エンジン。その運動量によって攻撃に厚みを出していた。
U-15時代から攻守万能かつ運動量豊富なアンカーと走攻守三拍子揃ったイメージで、中盤からの飛び出しから得点に絡むこともあった。特にアルカスカップで強さを見せていた印象がある。そして、必殺白岡南ルーレットも兼ね備えていた。
1,2年次は県リーグで経験を重ね、今年に入ってからはプレミアでボランチの一角に定着。豊富な運動量を武器に攻守に渡り貢献。相方シュントとのコンビも相性が良かった。
U-15時代や高1の時には右腕だけ袖をまくっていたのが懐かしいし、それでユウスケを判別していたことを思い出す。
次のステージでは走攻守全面的に成長し、プロの切符を掴み取れることを願うばかり。

【Pick Up Game】2019.07.22 U-18クラ選 vsV・ファーレン長崎U-18◯2-1 @宮城総合G
GL初戦のC大阪戦に敗れ、迎えた2戦目。初戦に続き先制を許すも、徐々に息を吹き返しユウスケとマオのゴールで逆転勝ちした試合。
この試合のユウスケは中盤で走り回り、攻守に渡り貢献し、得意の飛び出しから同点ゴールを奪った。


No.7 MF 佐々木 寛太
高い左足の技術を持った闘うレフティー。カンタの技術の高さには何度も息を飲まされた。闘志を前面に出して闘えるミッドフィールダー
ポジションはボランチと右サイドハーフ。3年次の途中まではボランチとしてプレーし、高い技術と激しい球際で攻守に存在感を見せていた。そして、新境地を開いたサイドハーフでのプレー。より高い位置でタメを作り、サイドから中央に顔を出し数多くのチャンスを創出した。カンタのサイドハーフは個人的に好きだったなー。
熱く、強く、燃えるようなカンタのプレーを、周りを唸らせるようなカンタの左足を、またどこかで観られると良いな。

【Pick Up Game】2017.07.22 県リーグ vs中央学院●2-3@流通経済大学付属柏高校G
県2部、首位中央学院と2位柏レイソルの前半の大一番。1-3の後半ATに一矢報いたのはカンタの左足。エリア外から見事なミドルシュートを決めてみせた。時折見せるカンタの高い技術だからこそ出来る意外性のあるプレーが好きだったなー。


No.8 MF 武田 幸樹
カナリーニョからやって来た高い技術を持ったミッドフィールダー。コウキもまた3年間怪我に悩まされ続けた。プレー出来たのは3年間合わせても1年くらいかもしれない。
カナリーニョ仕込みの高い技術とドリブル突破はチームとしても大きな武器であり、セットプレーのキッカーを任せられるほどのキックの精度も兼ね備えていた。3年次の秋以降はロングスロワーとしても活躍。
ジョーカーとして多くの武器の持ったプレイヤーであった。正直に言うと3年秋のキレキレだったコウキをもっと観ていたかった。
3年間苦しかった中で新たな武器を手に入れ、プレイヤーとしても大きく成長したコウキを次のステージでも観られると良いな。

【Pick Up Game】2019.12.08 プレミアEAST vs流通経済大学付属柏高校◯7-4@三協フロンテア柏スタジアム
プレミア初スタメン&初フル出場となったホーム流経柏戦をチョイス。秋からの好調を維持し、高い技術でチームの攻撃を牽引していた。キックでも、ドリブルでも、ロングスローでも見せ場を作った。この試合のコウキもキレキレだった。


No.9 FW 奥田 陽琉
最前線からチームを照らし続けた、熱さと明るさでチームを引っ張った柏の太陽ヒリュウ。チームとして初となるプレミア得点王に輝いたストライカー。
フィジカルの強さを活かした前線で起点を作れるポストプレーと得点への嗅覚の強さが持ち味。ポジショニングが絶妙かつチェイスや空中戦等の泥臭さもあった。人間性も抜群。
1,2年次は度々負傷離脱もあったが、コツコツと積み上げてきて2年次のクラ選後からAチームに定着。徐々にステップアップを積み重ねてきた。2年次の富山アウェイでのヒリュウの劇的ヘッドは強く印象に残ってる。
新たなステージで一回り二回り成長してプロ選手になることを期待したい。ヒリュウはまだまだ上を目指せるはず。

【Pick Up Game】2018.10.07 プレミアEAST vs富山第一高校△3-3@富山第一高校G
開始早々ノリのゴールで先制するも、雨が降ったり止んだりする難しいコンディションの中で3点決められ突き放される。ラスト10分からユウダイのミドルとラストプレーのヒリュウのヘッドで追い付き残留を大きく引き寄せたゲーム。ヒリュウはこの試合でプレミア初ゴールを記録。


No.10 MF 鵜木 郁哉
プレーでチームを引っ張ったNo.10は一瞬のスピードとゴール前でのアイデアで違いを見せた。ポジションは主にサイドハーフで、時折サイドバックも務めた。
正確なキックと突破力の高さでチームを牽引したプレイヤーで、この世代では一番早くAチームに定着。2,3年次で合計31試合プレミアに出るなどチームの攻撃の要として君臨していた。
これから活躍の舞台をトップチームへと移すが、フミヤのアタッカーとしての能力はJ1の舞台でも通用するはず。アタッカーのポジションは激戦区であるが、少しずつプレー時間を伸ばしていってもらいたい。そして、将来的にはトップチームのNo.10を背負ってもらいたい。

【Pick Up Game】2017.09.02 プレミアEAST vs横浜F・マリノスユース◯3-2@日立台人工芝G
プレミア初出場&初スタメンとなった試合で2得点を挙げたこのゲームをピックアップ。ラッキーボーイ的な活躍で3試合ぶりの勝利とプレミア残留を大きく引き寄せた。


No.11 FW 細谷 真大
フィジカルの強さを活かした推進力と劇的ゴールメーカーの勝負強さが魅力のアタッカー。そんなピッチでの存在感からチームメイトから"バケモノ"と称され、サイドハーフ及び最前線で攻撃を牽引し続けた。
1年次は県リーグで1部昇格に貢献し、2,3年次は活躍の舞台をプレミアに移した。2018年のマオとフミヤの両翼はレイソルの未来を感じた。トップチームで攻撃を牽引する2人が観てみたいのが正直なところ。
U-15時代や1年次は試合終了間際のゴールが多かったり、2016メニコンカップMIPや2018アルカスカップMVPを受賞したり…と勝負強さを持ったマオは今年からトップチームに活躍の場を移す。久々にマオのブザービーターを観たい。

【Pick Up Game】201610.16 U-15関東リーグ vs三菱養和SC巣鴨ジュニアユース◯2-1@養和巣鴨G
勝てば関東5位が確定し、U-15高円宮杯の出場権を得られるというシチュエーションの試合。
フミヤのゴールで先制し、後半AT突入直前で追い付かれるも、ラストプレーのCKでマオが頭で決め関東5位を確定させた。この試合でもマオの勝負強さが光った。


No.13 DF ミール デューク アルレイン
FCトリムからやって来たいぶし銀レフティーデューク。プレー時の姿勢がむっちゃ良い。加入当初はカットインに長けた右サイドハーフだったけれど、ボランチを経て2年次からは左サイドバックに定着。
1,2年次はBチームで欠けがえの無い選手で、3年次はプレミアにも出場。頼れる左サイドバックに成長していた。ドリブルの部分が目立っていたけれど、徐々に守備やクロスの精度が向上し、攻守に頼れるサイドバックに成長していた。最後まで上下動出来るスタミナも長所の1つ。レフティーだからか、プレーのリズムも独特で意外性の光るプレーも見せていた。
次のステージではどんなプレイヤーになるんだろう…デュークにはまだまだ底知れぬ可能性が秘めているはず。そう信じてる。まさに伸び代の塊。
またどこかでデュークのプレーを観られたら良いな。

【Pick Up Game】2019.02.02 県ユース新人戦 vsSOLTILO◯5-0@日立台人工芝G
2019年初の国内公式戦となったSOLTILO戦をピックアップ。左サイドバックでスタメンで出場し、途中から右サイドハーフに移りフル出場。ライン裏への抜け出しからの豪快ミドルは可能性を感じたよな…。


No.18 FW 山下 スティーブ コビ
柏レイソルA.A.流山からやって来た大型のレフティーストライカー。体格良し、フィジカル良しのストライカー。まさにコビはポテンシャルの塊。唯一無二のムードメーカーでセレブレーションへのスピードは光速。
長期離脱していた期間もあったけれど、3年間主に県リーグでプレー。主戦場はサイドハーフフォワード。ハマった時のコビは止められなかった印象。
左利き独特の間とタイミングで前線で起点となり、抜群のタイミングでの裏抜けで相手DFへの脅威となっていた。
それでも、まだまだ底知れぬ秘めたポテンシャルがコビにはあるはず。次のステージでは完全に開花するところを観たい。

【Pick Up Game】2019.04.07 県リーグ vsブリオベッカ浦安ユース◯4-1@日立台人工芝G
この試合のコビは本当に良かった。1G1Aの活躍で
難敵ブリオベッカ戦の勝利に貢献。主に裏抜けとポストプレーが光っていた。得点への嗅覚も良かった。前向いた時のコビは凄いんすよ…。



…と長々と各選手について書いてみました。やっぱりここには書ききれないほどの試合を思い出してしまいますね…。
U-15時代からの本当に楽しかった4年間をありがとうございました!

この世代は高1の県リーグで3-2の試合が多く(18試合中8試合)、どれだけ決められても前を向き続けた反発力が強い世代だと勝手に思っており、その反発力の強さは今後それぞれが進むステージでも活かされるはずだと信じております。
そんな世代のラストゲームが7-4と撃ち合ったのは本当に感慨深かったですね。まさか2017暁星国際戦の6-4を越えてくるとは…。

これからそれぞれの道を歩まれますが、それぞれの道で輝けることを願っております。またいつか皆さんのプレーを観に行きます…!
レイソルアカデミーでの3年間、長い選手は9年間、本当にお疲れ様でした!